40代のオッサン、生き方を変えたくて独学で絵師を目指す!

はい、はじめまして、和傘にアキです。
この記事は40過ぎのオッサンが今の生き方に疑問を感じ、人生の立て直しを図って今ごろ絵師を目指そうと思った、そんなお話。
まあ、書いてる内容はおおむねタイトル通りなのだが、一つ補足すると、今まで全く絵を描いたことのない、ゼロから始める初心者ではないと言うことを伝えとく。
とりあえずその辺の事情も含めて、自己紹介がてら僕の現在までを綴ってみようと思う。
ただ、僕の人生、かなり黒歴史すぎて恥ずかしいので読まなくてもいっす!
それでも読みたい物好きさんはどうぞご自由に!
では!

●逃げから始めた自堕落生活

実は僕、20代半ばくらいから絵師を目指してた。
その頃はまだ絵師なんて言葉があったかなかったか分らんけど、いわゆるイラストレーターですね、親のスネをかじりながら遊び(主にゲーム)の合間に絵を描いていた。
遊びの合間!(←ここポイント)
はい、遊ぶことがメインで気が向いたら絵を描いていたというクズ野郎でした。
スンマセン…
そんな自堕落な生活の中で、
「イラストレーターをめざすぜ!」
と言ったところでヤル気が続くわけもなく、画力も上がるわけもなく、20代、30代半ば過ぎまでグダグダやってました。(すんません、穴どこですか?)

●絵を描き始めたきっかけは専門学校時代

地元の高校を卒業して、大学行けなかったので一年予備校に通ってました。
けど、僕の高校、商業系の学校だったから、予備校に行っても勉強に全然ついて行けなくて大学受験は諦めた。
で、その時なにかの広告を見たのだろう、僕はオカンに
「ゲームデザイナーになりたいから東京の代々木アニメーション学院に行きたい!」
とあろうことか、大学受験をカミングアウトして、オカンにそうのたもうた!
そして2年間、専門学校に行くことに。
ちなみに予備校も代アニも親にお金を出してもらってた。
さらに言えば、僕は群馬に住んでいてそこから毎日電車で通っていて、定期代もばかにならない金額だった。
我ながらなんと甘ったれなことか・・・
それだけのことを親にしてもらいながら代アニに行くも、結局ゲーム関連の会社に就職できなかったからまたタチが悪い。
思えば高校卒業からの20年弱くらいは、僕の黒歴史だったのだろうな・・・
代アニ卒業後は地元群馬でバイトをしながら絵を描いていた。
そうそう、絵を描き始めたきっかけは代アニの卒業制作だと思う。
卒業制作はグループで一つの作品を作ることだったが、僕のグループはノベルゲームを作ることに決まり、その時僕に与えられた役割はイラストレーターの描いた線画(といってもグループ内の絵のうまい素人の友人)の色塗りだった。
僕にはプログラムの知識もなければ、シナリオを書くような文才もない。
当時は絵もほとんど描いたこともなかったので、できる仕事が色塗り程度でしかなかったのだ。
もちろん塗りの技術もあるわけがなく、ほぼほぼベタ塗り、申し訳程度のグラデーションを少々、あとパッパ(?)
代アニのゲームデザイナー科とはいえ、しょせんは素人の集まり、出来上がった作品はご想像の通りです、はい。
それでも一応、僕の中では絵に関わる仕事がしたいかなぁといった、漠然とした思いが芽生えたきっかけだったと思う(ゲームデザインどこいった?)

●自堕落生活、ここに極まれり!

代アニを卒業後、(東京でゲーム会社に就職できなかったことも起因していると思いたいが)地元群馬で仕事もしないでダラダラしていた。
単純に仕事をしたくなかったのだ。
とはいえ、こんなくさってる僕であっても後ろめたさは当然あって、免罪符のように目標をかかげた。
「僕、マンガ家になりたい!」
そうして22~23歳くらいの時にはマンガを描いていた。
一応、3作品、32ページくらいのを作ったのかな?
雑誌の賞に応募するより、持ち込みをして直接アドバイスをもらうことを選んだ(その時の行動力が今も続いていれば...)
確か一作目は集英社、2,3作品目は講談社だったと思ったが、1次選考にすら残れるレベルではない、ひどいものである。
その後も往生際悪くマンガを描いていたが、いかんせん、秩序だったストーリーが書けなくてついに挫折した。
・・・マンガづくりはね。
「ストーリーが作れないなら絵描きになろう!」
「うん、小説やラノベとかの挿絵を描くイラストレーターがいい!!」
それは、20代も終わりが近いおっさんの思考ではなかった・・・
仕事しろよ!(数時間のバイトはしてた!)

●20代後半から30代前半の絵師活動

さすがに親からも
「夢を追うのもいいけど、フルタイムで仕事をしなさいよ」
といった事を何度も言われた。
当然といえば当然だが、それでも就職はのらりくらりと避けていた。
「絵描きになるのが夢なんだ!」
そう、このころにはイラストレーターになることが僕の夢になっていた。
けど、夢だと言いながら、相変わらず作品作りは遊びの合間のままだった。
それでも一応、活動としては電撃文庫のイラストの賞に5年間(だったと思う)応募し続けたが、一次選考にも引っかからずさすがに足掻き続けた僕もあきらめ時だと挫折した。
その頃の僕は、夕方から夜の5時間くらいのパートで働いていたのだが、フルタイムで働く気概もなかったのでダラダラと変わらぬ生活を続けていた。
そんなときに、ネットでブログを書いてお金を稼ぐというアフィリエイトを知った。
なんでもネットでなら、普通に外で働くより何倍ものお金を稼ぐことが出来るらしいし、何より自由な時間が生まれるようだ。
あさはかな考えじゃよ、まったく・・・
はい、疑いはしたけれどももちろん飛びつきました。

●そしてアフィリエイトも挫折する

さて、ネットでお金が稼げる事を知ったのだが、そもそもの仕組みがわからない。
そこでとある広告をクリックして、メールアドレスを登録、送られてきたダイレクトメールからいくつかの案件に登録した。
いわゆる無料案件と言うやつだな(もちろん当時はそんなものは知らん)
当時はインターネットも一応回線を通してあったが、ろくに使っていなかった。
というのも、インターネットは便利であるが、詐欺など会うかもしれない怖いものという認識で、極力さわることはなかったのだ。
そんなわけで当然のごとく、再現性の低い情報商材を掴まされ借金を作ることに・・・
アホですね・・・
その後もいくつかの情報商材を買っては挫折して、ノウハウコレクターになりました(やったね!)
これが情報弱者と言うものじゃよ・・・

●そして僕は働く・・・

いやね、それまでも4〜5時間くらいパートで働いていたよ。
でもね、自営業していた母が定年で仕事を辞めるので、さすがに僕がフルで働かないと家計がヤバかった。
もはや四の五の言ってられなかったので、フルタイムで働くことに。
絵に関して言えば、アフィリエイトを知ったあたりからほぼ描かなくなっていた。
アフィリエイトで稼げるようになって、それから時間ができたらまた絵を描き始めようかなぁなどと激アマなことを考えていた。
しかしそれも結局稼げるようにはならず挫折して、本格的に働くことになった。
今現在は派遣で働いているが、今の仕事に落ち着くまでに5〜6回(もっとか?)は仕事を変えた。
僕の性格に合わないだろうと分かっていたが、それでもちょっとの冒険心と自己成長を考えていろいろやってみたが、やはりダメなものはダメだった。
無理をしても心が鬱になるだけなのだと悟ったよ、ホント。
で、今は僕のペースで仕事が出来ていて良いのだが、楽しい仕事ではない。
このまま定年までここで働きたくはないのだ!!

●そして再び絵師を目指す!

もうね、最初にも書いたとおり、今のままの生き方ではこの先の人生が不安すぎるのよ。
お金のこともあるけれど、今のままでは生きる目的が見つからない。
40歳過ぎて未だに独身なので、人並みに結婚したいと思うけど、現状では生きていくのがやっとの状態。
夢も希望も無いなんて、なんのために生きてるのか?
だからといって死ぬなんて選択肢は、僕の辞書には書かれてない!
なにか生きる喜びを見つけようと考えたとき、やっぱり絵を描きたいなと思った。
けれど現状、なかなか行動に移せていない。
もしかしたら、絵を描くことは本当にやりたいことではないのかもしれない。
10年以上という怠惰な時間を過ごしていたため、その時間を無駄にしたくないだけの選択なのかもしれない。
なんだか思考ばかりが先行して、グダグダな状態だ。
それでも僕は、今、なにか行動を起こさなければならないと思ってる。
やっぱり絵を描きたい、今はその想いに素直に従ってみようと思う。
よし決めた!僕は(神)絵師になるぞ!!